「おすすめの観光列車の車両はどんな車両?」
「リゾートしらかみの車両の特徴が知りたい。」
「SL冬の湿原号の車両の特徴が知りたい。」
本記事では、上記の様な疑問を解消します。
おすすめの観光列車車両
おすすめの観光列車車両をご紹介します。
はまなす・ラベンダー編成
261系5000番台は、フリースペースラウンジ車1両と、普通車4両で構成される特急用ディーゼルカーです。ピンク色の車両はハマナスの花をイメージした「はまなす編成」、紫色の車両はラベンダーの花をイメージした「ラベンダー編成」です。
1号車は、大型テーブル付きのボックス席と、窓に面したカウンター席のフリースペースがあります。また、販売カウンターや多目的室、個室もあり、列車の旅を存分に楽しんでいただくのに最適です。
2号車から5号車は、テーブル付きリクライニングシートを備えた普通車です。各座席にはスマートフォンやPCの充電に便利なコンセントを設置し、全車両に無料Wi-fiを完備して、快適な旅をサポートします。
また、2号車は車いすスペースや大型トイレを備えたバリアフリー仕様になっています。
落ち着いた雰囲気のラウンジやボックスシートで、ゆったりとした時間の流れを感じてください。車窓を流れる広い広い北海道の風景が、楽しい旅の気分を盛り上げてくれることでしょう。
四国まんなか千年ものがたり(JR四国・土讃線、多度津~大歩危間)
琴平駅に停車する「四国まんなか千年ものがたり」
JR四国の本格的な観光列車は、「伊予灘ものがたり」に次いで2本目。特急用ディーゼルカーを改造した3両編成で、車内は古民家風のテーブル席やカウンター席があり、落ち着いた雰囲気です。
大歩危・小歩危の渓谷や、讃岐山脈など変化に富んだ景色が楽しめるほか、各駅で行われるイベントも充実しています。運賃も特急グリーン車料金+食事代程度とリーズナブルです。
JR四国では、2020年7月から高知~窪川(土讃線)間で「ものがたり列車」の第3弾「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」の運行が始まりました。コロナの影響で取材はできていませんが、注目の列車です。
SL冬の湿原号
根室本線釧路駅と釧網本線標茶駅を結ぶ「SL冬の湿原号」は、釧路湿原と阿寒山系の豊かな自然を車窓から眺めることができる列車です。釧網本線で20年以上走り続けています。釧網本線では、20年以上前から運行しており、冬の道東観光の定番となっています。
今回、SL車両の魅力をさらに高めるため、2021年度から第1期リニューアルを実施し、SL車両の「懐かしさ」・「レトロ感」をベースに、タンチョウやエゾシカのシルエットをあしらった内装を採用し、北海道ならではのSL列車の旅を演出します。
タンチョウヅルとエゾシカのシルエットをあしらった内装
タンチョウヅルとエゾシカのシルエットをあしらった内装です。今年は1号車と5号車が「丹頂社」としてリニューアルされ、さらに魅力を増しています。真ん中の2号車から4号車は、2022年度から「ストーブカー」としてリニューアルされる予定です。
リゾートしらかみ(JR東日本五能線ほか、秋田~青森・弘前)
リゾートしらかみは、2017年4月に開業20周年を迎えた、老舗の人気観光列車です。観光シーズンには、1日3往復、3種類の列車が運行されます。青池電車に続き、2016年7月には、新型のハイブリッド車両に置き換えられ、装いを新たにしました。
ブナ編成のORAHOカウンター。カウンターでは名産品が販売されており、車窓風景を楽しみながら飲食ができる
また、ブナの愛称をイメージした木製のシンボルツリーを車内に設置し、非日常的な空間を演出するとともに、カウンターや展望室、イベントスペースで車内の散策を楽しむことができます。
津軽三味線の生演奏や津軽弁の実演などの車内イベントのほか、能代駅でのバスケットボールのシュートアウト、千畳敷駅での海岸散策など、停車駅でのユニークな体験も可能です。
特急ではなく快速列車ですので、乗車券のほかに乗車券(530円、閑散期は330円)のみが必要です。とてもリーズナブルで満足度の高い列車です。
ろくもん(しなの鉄道、軽井沢~長野など)
旧信越本線の一部を改造した、第三セクターのしなの鉄道が運行する観光列車「ろくもん」は、JR九州の観光列車を数多く手がける水戸岡鋭治氏がデザインを担当しました。
車内は、料亭をイメージした襖張りの和風個室や開放的なテーブル席、子どもたちが楽しめる木製のプールなど、楽しい仕掛けが満載です。
軽井沢と長野を結ぶレストラン列車として運行するほか、軽井沢発の夕刻のワイン列車、JR篠ノ井線の安吉駅付近の夜景を楽しむナイトクルーズトレインなど、リピーターが楽しめるサービスも提供しています。
軽井沢をはじめとする温泉地やリゾート地が沿線にあり、「ろくもん」を利用した観光・保養の旅も魅力的です。