高知県は東西に伸びる地形で、県内全域が海・山・川と自然豊かな地域です。県のほぼ中央に位置する高知市は、県内観光の中心地となっています。
高知市には、400年以上の歴史を持つ高知城や、坂本龍馬の銅像が立つ桂浜など、高知を代表する観光スポットが数多くあります。
高知名物グルメが楽しめる「ひろめ市場」や300年以上続く「日曜市」など、最盛期の高知の魅力を存分に味わうことができます。また、お土産探しにもおすすめです。
今回は、高知市内で外せない観光スポットと高知グルメをご紹介します。
高知市観光のポイント
まず、高知駅南口を出てすぐのところにある観光案内所「とさてらす」に立ち寄って、パンフレットや観光情報を手に入れるのがおすすめです。高知駅前の観光広場に並ぶ「土佐三獅子像」は、有名な写真スポットです。
高知市内の移動は路面電車が便利です。路面電車に乗るのは、普通のバスに乗るのとほとんど変わりません。
後方の入口から乗車し、整理券を取ります。降りるときは「降車ボタン」を押し、電光掲示板に表示された運賃と整理券を運賃箱に入れ、正面出口で降ります。
桂浜、牧野植物園へは「MY遊バス」をご利用ください。市電の運賃無料(200円区間内)、観光施設の入場料割引などの特典があります。トサテラスで購入することもできます。
料金
桂浜チケット 大人1,000円
五台山周遊パス 大人600円
高知市観光スポット
高知市の主な観光スポットを定番の観光地と合わせてご紹介します。
桂浜(坂本龍馬像)
太平洋を望む桂浜は、土佐民謡「よさこい節」にも詠まれた高知市を代表する景勝地です。桂浜は潮の流れが速いため、海水浴は禁止されています。
太平洋に向かって立つ坂本龍馬の銅像は、人気の撮影スポットです。高さ5.3m、台座を含めると13.5mもあり、迫力満点の像です。
毎年、4月上旬から約2カ月間と9月中旬から約2カ月間、龍馬像の横に特設展望台が設置されます。同じ視点を体験できるイベントとして注目されている。
また、桂浜周辺にはさまざまな露店が出店しています。高知名物のひとつ「アイスクリーム・クリンクル」は、定番のスイーツとして見逃せません。
高知県高知市浦戸
バス停「桂浜」下車、徒歩約5分。
高知城
1603年に本丸が完成し、初代土佐藩主・山内一豊が入城した。城全体が完成したのは一豊の死後で、二代藩主の壇上で1611年に完成したとされる。
400年以上の歴史を持つこの城は、天守閣も昔の姿を残しており、1727年の大火でほとんどが焼失したが、1753年にほぼすべてが築城当時と同じ様式で再建された。
瓦や壁の色が鷹の羽の色に似ていることから「鷹の城」とも呼ばれる。夜には22時までライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれる。
高知県高知市丸の内1-2-1
市バス「高知城前」下車徒歩5分
営業時間 9:00-17:00
入場料(天守閣、懐徳館)。大人420円
高知県立牧野植物園
高知県出身の植物学者「牧野富太郎」の業績を記念して1958年に開園した植物園。約8ヘクタールの敷地には、牧野博士ゆかりの野生植物をはじめ、3,000種以上の植物が栽培されています。
温室内では、珍しい熱帯植物や滝が流れるジャングルゾーンなど、熱帯雨林を旅しているような気分を味わうことができる。その他にも、土佐の自然環境を再現したエリアがあり、四季折々の植物の美しさを表現しています。
レストランやカフェ、ショップも充実しています。ボタニカルショップでは、牧野博士が描いた植物画をモチーフにしたタンブラーやTシャツなどのグッズや、植物園オリジナルブレンドのお茶を販売しています。
高知県高知市五台山4200-6
MY遊バス「牧野植物園正門前」バス停より徒歩すぐ
開園時間…9:00〜17:00
入園料…大人730円
高知県のグルメスポット
高知の食文化や特産品を味わうために、地元の人たちが集う2大グルメスポットをご紹介します。
ひろめ市場
高知の郷土料理が楽しめるフードコートとして、1998年から20年以上続いている人気グルメスポット。食べたい料理がある店に行って注文し、家族や友人とシェアして楽しむことができる。 店名の「ひろめ」は、土佐藩の名家・深尾広人重明の屋敷跡近くにあり、かつて「ひろめ屋敷」と呼ばれていたことに由来している。 飲食店約50店舗、物産館約10店舗があり、土佐料理だけでなくエスニック料理やステーキなど、多彩なメニューが揃っています。藁で焼いたカツオの塩タタキは必食。 席は空いているところならどこでもいいが、混んでいるときは相席になることも多い。特に夜は満席になることが多いので、ランチやテイクアウトで訪れるのがよいかもしれません。 食後は、プラスチックトレーや紙ゴミは自分でゴミ箱に捨ててください。お皿やグラスはスタッフが回収してくれます。
高知県高知市帯屋町2-3-1
路面電車「大橋通」電停より徒歩2分
営業時間 … 9:00~23:00(日曜日は7:00から営業しています。)
*※営業時間は店舗により異なります。
サンデーマーケット
1690年から続く露店市。全長1kmの通りに約300店舗が軒を連ねる、日本最大の一日市です。
日曜市名物の揚げたての「いも天」や、山菜とゆず果汁を使った「田舎寿司」など、高知の郷土料理を気軽に楽しむことができる。
お土産は、手作りの干物やジャム、無農薬ハーブティーなどの食品から、かわいいカゴバッグなどの雑貨や工芸品まで、幅広く取り揃えています。宅配業者の受付ブースもあるので、ついつい買いすぎてしまっても安心です。
日曜市は東西に走っており、高知城は西側に位置しています。そのため、東側の最寄りの電停である蓮池町通側から散策すると、効率よく市場の両側を見ることができる。
高知県高知市追手筋
蓮池町通」電停から徒歩3分。
営業時間:毎週日曜日6:00~15:00
高知県観光概要
高知県高知市は高知県の中心地として賑わい、毎年8月9日から12日の4日間開催される「よさこい祭り」は、高知の夏の風物詩として全国に広まるほど有名です。
高知県南西部の四万十川や足摺岬、高知県南東部の室戸岬は距離があるため、移動に時間がかかる。また、公共交通機関のネットワークや本数が限られているため、旅行を延長したい場合は、レンタカーを借りて観光するのがおすすめです。
坂本龍馬を中心とした幕末の歴史と、高知ならではのグルメや雄大な自然を楽しむ旅に出かけてみてはいかがでしょうか?