体重が動かない…それ、失敗ではなく停滞期という正常な反応です。
本記事は20〜30代女性向けに、原因→やること→注意点を、数字でわかりやすく解説。
今日から使える「3ステップの実行計画」と、よくある勘違いの直し方までまとめました。

最初に結論(手早く知りたい人向け)
- 停滞期の正体:代謝の節約モード+NEAT(普段の動き)低下+水分・生理周期の重なり。
- 最短ルート:①7日連続で「体重・歩数・食事」を記録 → ②最新体重でカロリー再計算(−10%の小さな赤字) → ③週2〜3回の筋トレ+1日+2,000歩。
- 評価のコツ:毎日の数字はブレます。週平均体重+メジャー(ウエストなど)+写真で評価。
- 続かない時は:1〜2週間は「維持カロリー」に戻すダイエット休憩で立て直し。
重要:本記事は一般的な健康情報です。体調不良や持病がある方、妊娠・授乳中の方は医師にご相談ください。
停滞期とは?いつまで続く?
停滞期は、食事と運動を続けているのに体重がほとんど動かない時期です。多くは代謝の適応や NEATの低下、水分のゆらぎが原因。
期間は人によって違いますが、数週間〜数か月で解消することが多いです。焦らず、やるべきことを淡々と続けるのがコツ。
- 「真の停滞」判定:週平均体重が2週連続で横ばい ±0.1〜0.2kg。
- 短期の増減は誤判定:生理前後は〜約0.5kgの水分増をよく見ます。あわてないでOK。
原因:なぜ起きる?(3つ)

① 代謝の節約モード(適応熱産生)
カロリーを下げ続けると、体は「省エネ」になります。体温維持や姿勢保持などの消費がじわっと下がり、同じ生活でも痩せにくくなる現象です。
② NEATの低下(普段の動きが減る)
エレベーターを選ぶ、座り時間が長くなる、家事が減る…こうした無意識の動きが落ちると、1日あたり数百kcalの差になることも。
③ 水分・グリコーゲン・生理周期
炭水化物の出入りや塩分、生理周期で体水分は変化します。脂肪が減っていても、数日〜1週間は体重が動かないことがあります。
抜け出す3ステップ(具体的・数値つき)
ステップ1:7日間の「見える化」
- 体重:毎朝トイレ後・同じ服装で。日々ではなく週平均で評価。
- 歩数:スマホやウォッチでOK。今より+2,000歩/日をまず追加。
- 食事:写真+ざっくり量で可視化。間食・飲み物も必ず記録。

ステップ2:食事を「いまの体重」基準に再計算
減ってきた体重に合わせてTDEE(1日の消費)を再計算し、−10%の小さな赤字に。極端なカットは空腹・停滞・リバウンドのもと。
- タンパク質:1.4〜2.0 g/体重kg/日(筋肉の維持に有利)
- 食物繊維:女性は18g/日以上、可能なら25g/日に近づけると満腹感UP
- PFCの目安:P30% F25–30% C40–45%(体調と好みで微調整)
- 置き換え例:砂糖入り飲料→無糖、菓子パン→全粒粉+たんぱく質源
ステップ3:筋トレ+NEATで“土台”を上げる
- 筋トレ:週2〜3回、全身(スクワット/ヒップヒンジ/プッシュ/プル/体幹)。各8〜12回×2〜3セット。
- NEAT:1時間に1回は立つ、階段を選ぶ、買い物は歩く。家事・散歩をスケジュールに「固定」する。
- 伸び悩む時:1〜2週間の維持カロリー(ダイエット休憩)をはさみ、再スタートで−10%へ。
| 指標 | 推奨 | 避けたい | 
|---|---|---|
| カロリー調整 | −10%の小赤字 | 極端な断食・単品ダイエット | 
| たんぱく質 | 1.4〜2.0 g/kg/日 | 不足(食欲増・筋量低下) | 
| 運動 | 筋トレ週2〜3++2,000歩 | 有酸素だけで筋トレゼロ | 
| 評価 | 週平均体重+採寸+写真 | 日々の数字だけで一喜一憂 | 
よくある失敗と回避策
- 失敗:いきなりカロリーを大幅カット → 回避:まず−10%、空腹は高たんぱく&食物繊維でケア。
- 失敗:有酸素ばかりで筋トレなし → 回避:筋肉が落ちると基礎代謝も落ちる。全身2〜3回/週を固定。
- 失敗:生理前の増加で「太った」と誤解 → 回避:水分要因。週平均と採寸で落ち着いて把握。
- 失敗:体重しか見ない → 回避:睡眠・ストレス・歩数も記録。NEATの落ち込みに気づけます。
ケース別の最適解
動けていない→アラームで1時間に1回立つ++2,000歩/日を先に達成。
空腹がつらい→食事の最初にたんぱく質+野菜。汁物・発酵食品で満腹感UP。
長く止まる→1〜2週間は維持カロリーで休憩。睡眠を7h以上に整え、再開時は−10%へ。
モチベ低下→「写真・採寸・歩数」の週次レポートを作って見える化。ご褒美は物や体験に。
生理前→体重は参考値にして、むくみケア(塩分控えめ・湯船・軽い散歩)。
FAQ(よくある質問)
Q. 停滞期はどれくらい続きますか?
A. 個人差はありますが、数週間〜数か月で解消することが多いです。焦らず、週平均で進捗を見ましょう。 Q. 生理前に増えたのは脂肪ですか?
A. 多くは体水分です。むくみやグリコーゲンの変化が原因。数日〜1週間で戻ることが多いです。 Q. どれくらい食事を減らせば良い?
A. まずは最新体重のTDEEを出して−10%。たんぱく質は1.4〜2.0 g/kg/日を確保し、極端な制限は避けましょう。 Q. 有酸素だけでも痩せますか?
A. 体重は落ちても筋肉が減りやすいため、基礎代謝が下がり停滞につながります。筋トレ+NEATが土台です。
まとめ(今日からやること)
- 7日連続で体重・歩数・食事を記録(週平均で評価)。
- 最新体重でTDEE再計算 → −10%の小さな赤字+たんぱく質1.4〜2.0 g/kg/日+食物繊維18g/日以上。
- 週2〜3回の全身筋トレ+毎日+2,000歩。伸び悩み時は1〜2週間の維持カロリーで整える。

体は守りが上手です。だからこそ、小さく・賢く・続ける。これが停滞期の最短突破ルートです。
監修:管理栄養士 滝川 誠/ 執筆:ブログ編集部 山田 ゆあ / 最終更新:2025-10-31
免責:本記事は一般的な健康情報であり、医療行為の推奨ではありません。体調や薬の服用がある方は医師へ相談してください。
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