有酸素と筋トレはどっち先?痩せる順番・時間・いつ徹底解説

「優先したい能力を先に」が基本。筋肉を守りたい減量期は筋トレ→有酸素、記録向上は有酸素→筋トレ。
可能なら数時間(目安3時間)空けると疲労管理がしやすい。
週あたりは有酸素150–300分+筋トレ週2回以上を満たすと安定して結果が出やすい。 bjsm.bmj.com+2ACSM+2
悩み:有酸素と筋トレはどっちを先にやるべき?何分・いつ?
ゴール:脂肪を落としつつ筋肉は維持できる、目的別の具体手順がわかる
想定読者:20〜30代女性(忙しくても続く設計を知りたい方)
Table of Contents
Toggleなぜ「順番」で迷うのか(原因を3行で)
- 疲労とエネルギー:先に行った運動で神経系・筋グリコーゲンが消耗し、後半の質が落ちやすい。
- “干渉”の懸念:同日に両方やるコンカレントトレは設計次第でパワー発達が鈍る可能性。ただし筋力・筋量には大差が出にくいという総括もある。 PLOS+1
- 目的の違い:筋量維持 vs. 持久力で“先に確保したい質”が変わるため、目的優先の順番が理にかなう。 PLOS

最新レビューでは**「順序差は主にパワーで出やすく、筋力・筋量・有酸素能の差は小さい」という結論が主流。つまり続けやすい設計と週合計量の方が成果に直結します。迷ったら目的優先**+週150–300分の有酸素と週2回以上の筋トレをまず満たすのが近道。 PLOS+2bjsm.bmj.com+2
やり方(STEPで即実践)
- 目的を決める
- 同日なら“間隔”で守る
- 可能なら3時間前後空ける(分ける)と、分子レベルの競合や主観的疲労をさばきやすい。高強度有酸素→筋トレの順で組む場合は特に。 PMC
- 週あたりの“総量”を満たす
- 有酸素:150–300分/週(中強度) or 75–150分/週(高強度)
- 筋トレ:週2回以上(主要筋群)
公衆衛生ガイドラインの王道をまずクリア。 bjsm.bmj.com+1

何分・いつ・どの強度?(数値ガイド)

- 同日実施の目安:筋トレ40–50分+有酸素15–30分(中強度)。
- “いつ”:朝・夜の優劣は小。食後1–2時間など低血糖を避けやすいタイミングが無難。
- 強度:会話できる中強度(RPE 5–6/10)を基本に、インターバル(HIIT)は週1–2回まで。中強度の積み上げでも体脂肪・腹囲は有意に低下する。 JAMA Network+2PMC+2
ケース別・すぐ使えるメニュー(30/45/60分)
筋トレ先(20分):全身サーキット(スクワット→プッシュアップ→ヒップヒンジ→ロウ)各40秒/休憩20秒×2周
有酸素(10分):早歩き〜軽いジョグ
狙い:筋力刺激を確保し中強度を上乗せ。週トータル150分へ寄せる。 bjsm.bmj.com
筋トレ(25分):下半身2種+上半身2種、各8–12回×2–3セット
有酸素(20分):RPE 5–6のバイク or トレッドミル
週構成:これを週5日で中強度200分前後を確保。 bjsm.bmj.com
有酸素先(35分):WU10分→インターバル(2〜3分×5本/同時間レスト)→CD10分
筋トレ(25分):下半身中心(デッドリフト系・ランジ等)
注意:インターバルは週1–2回まで。 PMC
よくある失敗 → こう直す
女性のための栄養・リカバリー要点
- たんぱく質:体重×1.2–1.6g/日を目安に分割摂取。
- 鉄:月経のある方は食事で意識。めまい・だるさが続く場合は医療機関へ。
- 水分:発汗量に応じこまめに。
- 睡眠:7時間以上で回復の土台を作る。
※一般的な健康情報です。既往症・服薬中・妊娠中は専門家にご相談ください。
まとめ
目的優先の順番が近道。可能なら3時間前後の分割で疲労を管理し、有酸素150–300分/週+筋トレ週2回以上を淡々と積む。 bjsm.bmj.com+2ACSM+2
FAQ
筋トレ→有酸素が無難。筋肉の質を先に確保し、後半で消費を積む。
中強度を合計150分/週以上で腹囲・体脂肪が有意に下がりやすい。まずは1回15–30分。
目的の運動を先に。できれば3時間前後空けると質を落としにくい。
非推奨。週1–2回まで。他の日は中強度を積み上げるのが現実的。
出典(一次情報優先)
- WHO 身体活動ガイドライン(成人):150–300分/週の推奨。 bjsm.bmj.com+1
- ACSM/CDC:有酸素ガイド+筋トレ週2回以上。 ACSM
- 順序と干渉のエビデンス:同日3時間分割の研究(順序は主にパワーに影響、筋力・筋量は差小)。 PLOS
- 分子機序からの“3時間”示唆:AMPK/mTORの競合回避に最低3時間を推奨。 PMC+1
- 有酸素量と体脂肪の用量反応:150分/週以上で腹囲・体脂肪が有意に低下。 JAMA Network+1
- HIIT vs 中強度:脂肪減・体力改善は概ね同等〜ややHIIT優位。頻度は控えめに。 PMC




