「家族と行きたい山(登山) の注意事項には何がある?」
「未就学児がいますが、注意事項はありますか?」
本記事では、上記の疑問を解決します。
家族と行きたい山(登山) の注意事項
水分補給とエネルギー補給
休憩をとるときは、水とエネルギー食品を持参しましょう。子どもはエネルギーを蓄えにくいので、飴玉など手軽に食べられるものをこまめに補給してあげると、疲れにくくなります。また、スポーツドリンクを飲むことも脱水症状の予防に効果的です。
こまめに休憩をとる
体調やペースに合わせ、15分ごとに小休憩をとりましょう。疲れていない場合でも、こまめに休憩をとることが大切です。
こちらの場合、長時間の休憩は集中力の低下につながるので、昼食時間を除いて5分程度の休憩をとるのが望ましいです。子どもの体調に合わせて、休憩時間を調整しましょう。
体温調節をこまめに行う
体温調節機能が未発達なため、暑さや寒さに弱い。暑くなる前に1枚脱いで、休憩時間に何か羽織るのが基本です。もちろん大人も同じですので、重ね着で体温調節をしましょう。
まず、登山をする際の注意点として、以下の6点があります。
自分に合った登山コースとコースタイムを選ぶ
子どもの性質や体力、年齢に合わせて、山の難易度を選びましょう。コースタイムは平均値(大人)の1.5倍以上で計算し、余裕を持たせることです。
山での歩き方、マナー
山道では、落石が思わぬ事故につながることがあります。石を蹴飛ばさないように気をつけましょう。どんどん進みたい場合でも、決して一人では歩かず、必ず二人一組で歩くのが鉄則です。
天候を確認する
山の天気は変わりやすいものです。必ず事前に天候を確認し、雨具を携行しましょう。天気が崩れそうなときは無理に登らず、周辺の観光に予定を変更することも考えましょう。
体調管理
登山を楽しむための最も重要なポイントは、親子ともに健康であることです。
未就学児の場合
登山デビューの目安は、3~4歳くらいです。ただし、こちらの年齢は個人差が大きいので、自分の子どもの成長に合わせるとよいでしょう。一人でトイレに行けるようになり、「がんばる」・「疲れた」などの言葉を自発的に発するようになる年齢が目安です。
お子さまの様子をよく観察してください。まだ表情が乏しく、何が起こっているのかよくわからないまま「疲れた」などの言葉を発してしまうので、何が起こっているのかがわかりにくいです。日頃から側にいる親を頼りにしているのです。
眠くなったり、歩けなくなっておんぶが必要になったりすることを考慮して、コースやスケジュールを選ぶことが大切です。
着替えは、下着から持参しましょう。汗っかきで飲み物をこぼしたり、ちょっとした水たまりでもびしょ濡れになることが多いので、こちらの年齢では着替えが必需品です。
危険な場所、難しい場所はフォローする
岩場を通るときは、登りでも下りでも、子どもが転んでも支えられるように、必ず大人がついていくこと。子どもは必ず山側を歩くのが鉄則です。
小学校低学年
推奨年齢は6~8歳です。小学生になると体力がつき、昼寝をしなくなりますが、筋力はまだまだ未発達です。しかし、筋力が未発達なため、突然スイッチが入ったかのように動かなくなることがあります。
注意点
ペース配分に気を配り、休憩を取らせる。体力・気力が充実しているため、登山でも普段と同じペースで歩けますが、途中で疲れてしまうことが多いようです。最後までしっかり歩けるよう、速すぎないスピードで歩くことを心がけましょう。
小学校高学年
9~11歳頃。筋力が発達し、普段から習い事などでスポーツをしている子どもは、普段あまり運動をしていない親よりも運動能力が高く、親がついていけなくなることもあります。
体力・筋力があっても先を走らないようにしましょう。特に、下り坂を猛スピードで走らないよう、事前によく伝えておく。速く走りすぎて迷子になったり、事故になったりしないように気をつけましょう。
注意点
十分な装備と訓練をしてから入山してください。足首まである靴、厚手の靴下、雨具、防寒着、ヘッドランプ、帽子、バックパック、速乾性のある服装、食料、水などを身に着けてください。
登山道はいくつもあり、分かれ道も多いので、地図とコンパスは必需品です。
念のため、登山届と山岳保険も忘れずに。コースの難易度は、登山経験や体力、天候などの条件によって異なります。あくまでも参考程度にし、自分の体力に合った無理のない計画で登山を楽しんでください。
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家族と行きたい山(登山) 山の楽しみ方。子どもと一緒に遊びを見つけましょう!
本記事では、家族と行きたい山(登山) 山の楽しみ方を解説します。子どもと一緒に遊びを見つけましょう!
家族と行きたい山(登山) 山の楽しみ方
山そのものが大きな遊び場。自然の中でおもちゃや遊びを見つけましょう
親子登山では、歩いている時間よりも遊んでいる時間の方が長いです。その間、子どもたちが何をするかというと、基本的には好きなことをさせています。
山のような何もないところでは、すぐに飽きてしまうのではないか?と心配しがちですが、意外と子どもたちは自分たちで楽しみを見つけて、一人で黙々と遊んでいます。
登山を始めた当初、我が家では子どもたちを山へ連れ出すためにいろいろなものを用意し、一緒に行こうと誘っていました。
好きなお菓子やUNO、見晴らしのいいところなら双眼鏡まで持っていく。ラジコンを背負うこともありました。特に我が家では、お気に入りのぬいぐるみを持ってくることも、しばしばでありました。
山登りは、比較的長く続いた山の遊びです。不思議なことに、家ではほとんどやっていませんでした。
子供たちを山に連れ出すのは楽しいし、いいキッカケになりました。でも、たいてい飽きてしまうので長続きせず、「このおもちゃが欲しい」ということもありませんでした。子どもたちから、リクエストが出ることはありませんでした。
当初、遊び道具は、子どもたちを山に誘うのにとても有効でしたし、子どもたちに山に親しんでもらうことができたという点では、その努力は無駄ではなかったと感じています。
楽しみながら運動できる
親子で楽しく運動できるのも、登山のメリットです。
大人になると、なかなか運動する機会がありません。また、仕事が忙しく、わざわざ運動する時間がないという人も多いでしょう。
そんなときは、親子で山登りをするのがおすすめです。
親子で一緒に適度な運動ができますので、なかなか運動する機会がない方はぜひチャレンジしてみてください。
自然と触れ合う
山登りのもう一つのメリットは、道中で自然に触れられることです。都会では、昔に比べて公園や山が少なくなり、自然に触れられる場所が少なくなっています。
しかし、登山では見渡す限りの自然に囲まれ、いつもと違う環境でリフレッシュすることができます。
また、自然と触れ合うことでストレスが軽減されるため、日常から離れた時間を楽しみたい方にも最適です。
家族のコミュニケーションに最適である
親子で山登りをするメリットのひとつに、コミュニケーションが取れることが挙げられます。
忙しい家庭では、なかなか家族で行動する時間がとれないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、家族の時間が取れないからとそのままにしておくと、すれ違いが生じてしまうこともあります。
そんなときは、家族で山に登って体を動かすのもおすすめです。
忙しい家族も、一緒に山に登ることで、子どもとのコミュニケーションが図れるといえるでしょう。
渓谷美を堪能できる沢登り
一般的な登山道ではなく、沢に沿って登るのが「沢登り」と呼ばれる登山スタイルです。水に浸かりながら登ることもあり、真夏でも山の涼しさを味わうことができます。
軽装備で短時間に登山を楽しむ「ファストハイク」
「ファストハイク」は、できるだけ早く山に登るという新しい登山スタイルです。長時間山に滞在できない人や、スポーツ感覚で山歩きを楽しみたい人に人気です。
屋内登山とはまた違った達成感を味わえる「アウトドアクライミング」
東京オリンピックの競技として話題になったアウトドアクライミングは、屋内だけでなく、屋外でも楽しむことができます。アウトドアクライミングの魅力は、ホールドが手に入りやすいインドアクライミングとは異なり、自然の岩場を登ることです。また、万が一転倒した場合の安全確保のため、マットを持参する必要があります。
「山登り×淹れたてコーヒー」で贅沢な時間を過ごす
山登りをする人の中には、山頂でのコーヒータイムを楽しみにしている人もいます。美しい自然の空気を吸いながら飲むコーヒーは、心地よい疲労感と達成感を与えてくれる特別なものであることは想像に難くありません。
登山バッグに入るコンパクトなアイテムも多いので、コーヒーミルとガスバーナーを持参して、山頂で本格的なコーヒーブレイクを楽しんでみてはいかがでしょうか?
自然の中で楽しむ「トレイルランニング」
「トレイルランニング」とは、山の中の未舗装の道を走るスポーツです。タイムを競うのではなく、自分の体力や地形状況に合わせて、自分のペースで走ったり歩いたりすることができるスポーツです。
まとめ:家族と行きたい山(登山) 山の楽しみ方。子どもと一緒に遊びを見つけましょう!
親子で山で楽しみましょう
以上、「山の楽しみ方」をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
何かを持っていって、退屈させるのではなく、山で見えるもの、聞こえるもの、触れるものだけで、不便な自然環境の中でどうやったら楽しめるかを考えさせます。
子どもは、親が思っている以上に柔軟に想像力を働かせて、さまざまな遊び方を発見しています。想像力を育むために、遊びを探しに行くつもりで、山に登ってみてはいかがでしょうか?