結論:これで始めればOK
処方:週2〜3回・各回20分。強度はRPE4〜6で無理なく継続。まずは【週2の定着】を最優先。
安全:痛み・違和感が出たら即中止。既往症・妊娠中・服薬中は事前に医療専門家へ相談。
20分×週2〜3メニュー(8週間のたたき台)
A:静音・マンションOK(ジャンプ無し)
…スクワット/膝つきプッシュアップ/グルートブリッジ/バードドッグ/リバースランジ/プランク(膝)/グッドモーニング
B:脂肪燃焼寄り(低衝撃カーディオMIX)
…ステップジャック(踏み替え)/スクワット/マーチング/膝つきプッシュアップ/ヒップエクステンション/サイドプランク(膝)/リバースランジ
C:超やさしめ(完全初心者)
…椅子スクワット/壁押しプッシュ/かかと上げ/座位ニータッチ/片脚ヒップリフト/サイドレッグレイズ/体幹ドローイン
週2例:月A→木B(中2日)/ 週3例:月A→水B→土C(同部位は【48h】休む)
・WU=動的:体温・血流↑、関節可動と神経系の準備
・CD=軽い有酸素+静的:心拍を穏やかに↓、張り・疲労の軽減と柔軟回復
種目のやり方(フォーム・呼吸・NG・調整)
※各40秒・休憩20秒。フォーム最優先。
1) スクワット(下半身)

- セットアップ:足は肩幅、つま先やや外。胸を起こし、みぞおち軽く引き込む。
- 動作:お尻を【後ろ】へ引くように下降→かかとで床を押して立つ。
- 呼吸:下降で吸う/上昇で吐く。
- NG:膝内倒れ・かかと浮き・背中丸まり。
- 調整:やさしく=椅子タッチ/難しく=3秒下降。
2) 膝つきプッシュアップ(胸・腕)

- セットアップ:手は肩の真下やや外。頭〜膝は一直線。
- 動作:肘は体から約45°で曲げ、胸を床へ近づけて押し上げる。
- 呼吸:下降で吸う/上昇で吐く。
- NG:肘開きすぎ・腰反り・首落ち。
- 調整:やさしく=壁プッシュ/難しく=膝幅狭め・ボトム1秒停止。
3) グルートブリッジ(お尻)

- セットアップ:仰向け。膝は拳1つ分、足幅は腰幅。
- 動作:かかとで押して骨盤ごと持ち上げ、肩〜膝を斜め一直線に。トップでお尻を締める。
- 呼吸:上昇で吐く/下降で吸う。
- NG:腰だけ反る・首に力。
- 調整:やさしく=可動域半分/難しく=トップ2秒保持・片脚(左右20秒ずつ)。
4) バードドッグ(体幹)

- セットアップ:四つ這いで背中フラット。手=肩下、膝=腰下。
- 動作:右手+左脚を遠くへ伸ばし、骨盤は水平キープ→戻す→反対側。
- 呼吸:伸ばす時吐く/戻す時吸う。
- NG:腰反り・骨盤の傾き・手足上げ過ぎ。
- 調整:やさしく=手だけ or 脚だけ/難しく=トップ1秒停止。
5) リバースランジ(下半身)

- セットアップ:直立、体重は土踏まず。胸を起こす。
- 動作:片脚を【後ろへ静かに】引き、後ろ膝を床へ近づける→前脚で押して復帰。前膝=つま先の真上。
- 呼吸:下降で吸う/上昇で吐く。
- NG:前膝内倒れ・かかと浮き。
- 調整:やさしく=浅い可動域/難しく=復帰前に1秒停止。
6) プランク(膝つき/体幹)

- セットアップ:肘=肩下、膝つき。みぞおち軽く引き込み、骨盤中立。
- 動作:頭〜膝を一直線に保ち、浅い呼吸を継続。腰反り・お尻突き上げは避ける。
- 呼吸:自然な呼吸。
- NG:腰落ち・肩すくみ。
- 調整:やさしく=肘下クッション/難しく=膝伸ばし・10秒毎肩タップ。
7) グッドモーニング(自重・ハム・背面)

- セットアップ:足は腰幅、膝軽く曲げ、手は腰か胸前。
- 動作:【股関節ヒンジ】でお尻を後ろへ。ハムの張りで止め、かかとで押して戻る。背中はフラット。
- 呼吸:下降で吸う/上昇で吐く。
- NG:腰から丸める・膝前流れ。
- 調整:やさしく=可動域小さく/難しく=3秒下降+1秒停止。
・反復動作は「下降で吸う/上昇で吐く」が基本。
・RPE目安:会話できるが息は上がる=【RPE5前後】。しんどい日は休憩30〜40秒に延長して調整。
ウォームアップ3分/クールダウン3分(やることリスト)
WU(各20〜30秒×2周):その場足踏み→股関節回し→レッグスイング→アームサークル。
CD(計3分):軽い歩行1分→太もも前/裏・胸・臀部の静的ストレッチ各20〜30秒。
よくある失敗と回避策(モバイル崩れ防止)
※各行を独立した3カラムにして縦積みでも読みやすく。
ミニスケジュール(8週間)
• 火曜日: 月 A、木 B (各 20 ポイント)
• 水曜日: 月 A、水 B、土 C (各 20 ポイント)
・余裕が出たら「休憩20秒→15秒」に短縮、もしくは1〜2種目追加。
・指針:中強度の有酸素+筋力強化週2回以上を無理なく段階的に目指す。
編集部の見解(POV)
最初は【短く・静かに・迷わず】がカギ。20分は日常に挟みやすく、RPEで体調差にも合わせやすい。フォーム重視で地道に積み上げ、8週間で“動くのが当たり前”を目指す。
よくある質問(FAQ)
短時間でも積み上げれば十分価値あり。まずは週2の定着→余裕があれば週3へ。食事・睡眠も合わせて整える。
必要。WUはケガ予防とパフォーマンス準備、CDは心拍を穏やかに下げて疲労・張りを軽減。各3分でもOK。
0〜10段階でRPE4〜6が目安。会話は可能だが息は上がる程度。しんどい日は休憩延長や可動域を減らして調整。
ランジは浅く、スクワットは椅子タッチから。痛みが出る動きは中止し、必要に応じて専門家に相談。
食事(PFCバランス・間食の質)と日常歩数(NEAT)を併用。トレは継続最優先で強度を急に上げない。
本記事は一般的な運動情報です。既往症・妊娠中・服薬中は医療専門家に相談し、痛み・違和感があれば即中止。周囲の安全を確保して行ってください。















































