長崎県は古くから国際貿易の拠点として栄えてきた。江戸時代の鎖国中も貿易の窓口として機能し、独自の文化が根付いている。
世界遺産の大浦天主堂や洋館はもちろん、中華街である長崎新地中華街の散策やロープウェイで夜の夜景を見るのもおすすめです。
この記事では、長崎旅行で訪れたい定番の観光スポットやお土産をご紹介します。
長崎市の観光ポイント
長崎への主なアクセス方法は、飛行機で長崎空港まで行くか、新幹線で博多駅まで行き、博多駅でJR特急かもめに乗り換えて長崎駅まで行く方法です。
また、京阪神からは直通の夜行高速バスが運行されています。
長崎市内の主な観光スポットは路面電車と徒歩で効率よく回ることができます。
長崎市の観光スポット
長崎には、江戸幕府がキリスト教禁止令を出した後も密かに信仰を続けたキリシタン（潜伏キリシタン）を象徴する異国情緒あふれる街並みや教会など、独特の観光スポットが数多くあります。ここでは、見逃せない観光スポットを紹介します。
大浦天主堂(日本二十六聖人殉教者記念聖堂)
1862年、キリスト教禁教令により聖人に列せられた26人の殉教者に捧げられたカトリック教会。正式名称は「日本二十六聖人殉教者記念聖堂」。 1865年、潜伏中のキリスト教徒が大浦天主堂を訪れ、「自分はキリスト教徒だ」と信仰を告白した「信徒発見」の史跡とされる。 ゴシック様式の外観と内部は、アーチ型の天井やステンドグラスが美しく、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
長崎県長崎市南山手町5-3
大浦天主堂」バス停より徒歩5分
バス停「大浦天主堂下」より徒歩5分
拝観時間 … 8:30-18:00
拝観料… 大人1,000円
グラバー園
スコットランド人貿易商トーマス・ブレーク・グラバーの旧邸宅など、9つの伝統的建造物を見ることができます。
4月から5月にかけての春には、色とりどりの花が咲き乱れ、とても華やかな庭園になります。また、レンタルドレスを着て、レトロなカフェでティータイムを楽しむこともできます。
庭園内の石畳には「ハートストーン」と呼ばれるハート型の敷石が2つだけ埋め込まれており、これを見つけると恋が成就し、いいことが起こるというジンクスがあります。
約2年前から進められていた旧グラバー住宅改修は、2021年11月に完了し、一般公開されました。
長崎県長崎市南山手町8-1
路面電車「大浦天主堂」電停から徒歩約7分
開館時間…8:00～18:00（夜間開館は公式サイトにて公開）
入館料… 大人620円
長崎孔子廟
年、中国清朝政府と華僑の商人たちによって建てられた。日本で唯一の本格的な中国式廟で、中国山東省の総本山と同じ伝統的な美しさを持つ。
中国の寺院では神と皇帝以外は入れない「宜門」の先には木造寺院「大成殿」があり、その奥にある「中国歴代博物館」には、孔子の教えや貴重な品々などが展示され、中国文化を感じることができるようになっています。
長崎県長崎市大浦町10-36
石橋停留所から徒歩3分
開館時間 … 10:00-16:00
入場料 … 大人660円
長崎新地中華街
日本初の中華街で、横浜、神戸と並ぶ「日本三大中華街」のひとつとしても知られています。
東西南北合計250mのコンパクトな十字路に、約40店舗が集まっている。端から端まで徒歩で約15分なので、観光スポットの合間の休憩や散策にちょうどいい。
グルメな食事処のほか、長崎名物のちゃんぽんや皿うどんも味わえます。
長崎県長崎市新地町10-13
路面電車「新地中華街」下車、徒歩約2分。
稲佐山公園展望台
長崎は2021年に開催される夜景サミットでモナコ、上海とともに「世界新三大夜景」に選ばれており、夜景も見逃せない観光のひとつです。
標高333mの稲佐山山頂展望台からは、市街地全体を360度見渡すことができ、県内屈指の夜景鑑賞スポットとなっています。
行き方は、バス停「ロープウェイ前」で下車し、「淵神社駅」から長崎ロープウェイで「稲佐岳駅」まで（ロープウェイで約5分）、そこから徒歩で約2分です。山の上にあるため、防寒対策はしっかりと。
長崎県長崎市稲佐町364番地
長崎のおみやげ
長崎らしい異国文化を伝えるお菓子や、新しい注目のお菓子、雑貨など、たくさんのおみやげがあります。その中から、最近人気のお土産をまとめます。
長崎ラスク（すみや）
長崎名産のカステラをラスク用に開発し、じっくりと乾燥させてパリッとした食感に焼き上げたラスク（1缶10枚入り、1枚1,100円）。日持ちがするので、お土産にしやすい。
レインボーワッフル（ボンパティ）
1990年に長崎で誕生した、色鮮やかでふわふわの食感のレインボーワッフル（7個入り1,350円）は、テイクアウト用のスイーツとしても人気です。また、お取り寄せスイーツとしても人気を集めている。
カステラ箸置き（長崎グッズ縦縞）
カステラの間に箸先を挟むための箸置き（1,200円）。陶器製の当店オリジナル商品で、インテリアとして置いてもかわいい。
長崎市観光のまとめ
長崎には、外国文化の影響を受けて発展した観光地や街並みがたくさんあります。長崎市の主要スポットを徒歩や路面電車で回れる利便性も魅力です。
長崎県佐世保市には、日本最大級のテーマパーク「ハウステンボス」があります。オランダの街並みを再現した花と光のリゾートは、国内外から人気を集めています。
このほか、長崎県には五島列島、壱岐島、対馬など多くの島があり、島の数は47都道府県中1位となっています。ぜひ、これらの島々を訪れ、その独特の文化に触れてみてください。
